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成形現場で働く皆さん、今日もお疲れ様です。
1級技能士のゆーじです。
「学科試験って何を勉強すればいいの?」
射出成形技能検定を受験しようとしている方から、よくこの質問を受けます。
正直に言います。
難しく考える必要はありません。過去問を繰り返すのが最短の合格法です。
私は1級・2級ともに合格していますが、勉強に使ったのは過去問と、『攻略!射出成形作業 技能検定試験1・2級』(横田明 著/日刊工業新聞社)です。
特別に何冊も参考書を買う必要はありません。過去問を繰り返し解き、わからない部分だけ参考書で確認する勉強法で十分対応できました。
実技の解説もあり一石二鳥の一冊です。
この記事では、私が実際にやった勉強法と、現場経験があるからこそわかる覚え方のコツを解説します。
射出成形技能検定 学科試験の概要
学科試験は1級・2級ともに筆記形式で実施されます。
合格基準は65点以上(100点満点)です。
出題科目
- 共通(プラスチック成形共通)
- 成形加工法
- 成形機
- 金型
- 材料
- 関連JIS
- 製図
- 関連法令・安全衛生
1級と2級で出題範囲は共通する部分が多く、1級の方が問題の難易度が上がります。
過去問はどこで手に入りますか?
過去問は試験実施機関(中央職業能力開発協会〈JAVADA〉)が公開している年度があります。公開状況は変わることがあるため、受験前に最新の状況を確認してください。
市販の問題集にも過去問が収録されているものがあります。解説付きのものを選ぶと理解が深まりやすいです。
私が使った参考書
私が学科試験対策で使用したのは、『攻略!射出成形作業 技能検定試験1・2級』(横田明 著/日刊工業新聞社)です。
Amazonで購入できます→Amazonで見る(リンクはこちら)
公式の過去問には解答・解説が付いていないため、わからない問題を調べる際にこの参考書を活用しました。
射出成形技能検定 学科試験 過去問5年分で合格した勉強法
私がやった方法はシンプルです。
参考書を読み込むより、過去問を繰り返す方が圧倒的に効率がいいです。
理由は2つあります。
1つ目は、同じ問題・似た問題が繰り返し出題されるからです。
2つ目は、解いていくうちに「なぜそうなるのか」が自然と頭に入るからです。
優先して覚えるべき分野
出題科目はたくさんありますが、得点効率が高い分野があります。
安全衛生・関連法令
安全衛生は毎年必ず出題される分野です。
しかも現場で日常的に接している内容が多いため、覚えやすいです。
成形加工法・成形機
射出成形の基本的な仕組みや成形条件に関する問題です。
現場経験があれば、実際の操作と結びつけて理解できるため得点しやすい分野です。
成形条件に関連する知識はV-P切換の設定方法や背圧の設定方法の記事も参考にしてください。
材料
各樹脂の特性・用途・成形温度などが出題されます。
現場で扱っている樹脂は自然と覚えているため、経験者には有利な分野です。
計算問題の考え方
計算問題が苦手な場合は、他の分野で確実に得点できれば十分に合格を狙えます。
私自身も、安全衛生・成形加工法・材料を優先する戦略で学習しました。
不良に関する問題は射出成形の不良対策まとめやショートショットの原因と対策・ウェルドライン対策を読んでおくと、試験の理解が深まります。
ただし、計算問題は「公式を丸暗記する」より「何を求める式なのかを理解する」方が忘れにくくなります。
出題されやすい計算の種類
- 比重・質量の計算(樹脂の重さを求める)
- 収縮率の計算(成形品の寸法変化)
- 歩留まりの計算(材料使用量と製品重量)
- 電力・電流の基本計算(電圧、電流、アンペアなど)
各計算の詳しい解説は、比重・収縮率・歩留まりなどの記事で詳しく解説しています。公開後は本記事からもリンクを追加していきます。
試験当日の解き方・時間配分のコツ
当日の解き方を意識するだけで、点数が変わります。
- わからない問題は飛ばして先に進む
- 計算問題は最後に回す
- 見直し時間を10分確保する
- マークミスを最後に必ず確認する
問題文は最後まで読む
学科試験では、知識があっても設問を読み違えると不正解になります。
特に「正しいものを選べ」と「誤っているものを選べ」は、焦ると見落としやすいポイントです。
学科試験で失点しやすいポイント
知識があっても失点するケースがあります。以下は特に注意が必要なポイントです。
- 「正しいもの」と「誤っているもの」を読み違える
- 「最も適切なもの」を見落として2番目の答えを選ぶ
- 計算問題に時間を使いすぎて他の問題が解けなくなる
- マークミス(問題番号と解答欄がずれる)
- 見直しをせずに時間を余らせる
直前1週間の学習スケジュール
私が実際にやった1週間のスケジュールはこうです。
- 7日前:過去問1年分を解いて現状把握
- 6日前:間違えた問題を重点的に確認
- 5日前:過去問2年目を解く
- 4日前:間違えた問題を確認
- 3日前:過去問3年目を解く
- 2日前:過去問4・5年目を解く
- 前日:間違えた問題だけ見直して早めに寝る
よくある質問
射出成形技能検定の学科試験の合格点は何点ですか?
100点満点中65点以上が合格基準です。完璧を目指す必要はなく、得意分野で確実に点を取る戦略が有効です。
学科試験の過去問はどこで入手できますか?
試験実施機関(中央職業能力開発協会)が公開している年度があります。ただし解答・解説が付いていない場合があるため、市販の解説付き問題集も活用するのがおすすめです。
学科試験の勉強はいつから始めればいいですか?
私の場合は試験1週間前から始めました。過去問5年分を1日1回ペースで繰り返して合格できました。時間があれば2週間前から始めると余裕が生まれます。
計算問題は必ず解けないと合格できませんか?
計算問題が苦手でも、他の分野で得点を積み重ねれば十分に合格を目指せます。安全衛生・成形加工法・材料を優先して得点を確保する戦略がおすすめです。
1級と2級の学科試験はどのくらい難易度が違いますか?
出題範囲は共通する部分が多く、1級の方が問題の深さと難易度が上がります。ただし勉強法は同じで、過去問を繰り返すことが最短の合格法です。
現場経験がない場合でも合格できますか?
合格できます。ただし現場経験がある方は安全衛生・成形加工法・材料が覚えやすいため有利です。経験がない場合は過去問を多めに繰り返すことで補えます。
まとめ
学科試験は難しく考えすぎると逆効果です。
現場で働いている方なら、問題を読んで「あ、これ現場で見たことある」という問題が必ず出てきます。
過去問を繰り返しながら、その感覚を積み重ねていくのが一番の近道です。
学科試験は知識だけでなく、「問題文を正確に読む力」も合否を左右します。焦らず、一問ずつ確実に解いていきましょう。
この記事がこれから受験する方の参考になれば幸いです。
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